4K解像度を120Hzの滑らかさで処理できるPS5。
しかし4K120Hzというのは2022年3月現在の一般的なテレビよりも高いスペックを要求するので、対応しているテレビは多くない。
そして値段も高めになる。
ではPC用のディスプレイ(モニター)はどうだろうか。
同じようにHDMI2.1に対応していて画面側も4K120Hz出力に対応していればPS5の性能を引き出せるはず。
そこで今回は2022年3月現在のHDMI2.1(4K120Hz)対応ディスプレイまとめについて紹介する。
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PS5用のHDMI2.1(4K120Hz)対応ディスプレイがわかり、テレビやディスプレイを新しく買う際の指針になる。
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PS5については4K/120fpsに対応した機器を調査した記事を種別ごとに書いており、それぞれ記事にしている。
各回については対象の記事を参照してほしい。
参考
PS5向きの4K 120Hz HDMI2.1対応ディスプレイ調査
ではPS5向きの HDMI2.1
(4K 120Hz)に対応している機種はどれなのか。
LG
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
UL500-W | x | 4K(3840×2160)対応 | 120Hzに関する記述無し |
GP950-B | ○ | HDMIでも4Kで120Hzまで表示 | - |
LGの4K(3840×2160)解像度のディスプレイは2022年3月現在で2機種掲載されている。
その中で120Hz対応を謳っているのは GP950-B
の方のみ。
サイズも27インチのみなのでPCと併用するには良いかもしれない。
GIGABYTE
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
M28U | ○ | HDMI 2.1 (support 4K 144Hz 4:4:4 @ DSC enabled or 4K 144Hz 4:2:0) x2 | HDMI2.1対応でリフレッシュレートも120Hz、144Hzに対応している |
M32U | ○ | HDMI 2.1 (support 4K 144Hz 4:4:4 @ DSC enabled or 4K 144Hz 4:2:0) x2 | 同上 |
AORUS FI32U | ○ | HDMI 2.1 (support 4K 144Hz 4:4:4 @ DSC enabled or 4K 144Hz 4:2:0) x2 | 同上 |
AORUS FV43U | ○ | HDMI 2.1 (support 4K 144Hz 4:4:4 @ DSC enabled or 4K 144Hz 4:2:0) x2 | 同上 |
AORUS FO48U | ○ | HDMI 2.1 (support 4K 120Hz 4:4:4 @ DSC enabled or 4K 120Hz 4:2:0) x2 | 同上 |
GIGABYTEのディスプレイのうち4K解像度 3840 x 2160
で絞ると5機種が残り、全てがHDMI2.1に対応している。
AORUS FV43U
あたりならサイズも大きいので、nasneのようなチューナー機器と合わせればテレビの代わりにもなるだろう。
ただし144Hzまで対応しているためか値段が少し高い。
JAPANNEXT
4K液晶モニター
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
JN-280IPS144UHDR | ○ | HDMI 2.1 3840×2160@120Hz | - |
JN-JN-I28UR-C65W | x | HDMI 2.0 3840x2160@60Hz | - |
GX28 | ○ | HDMI 2.1 3840×2160@120Hz | - |
JN-IPS2705UHDR | x | HDMI 2.0 3840x2160@60Hz | - |
JN-V315UHDRC60W> | x | 3840x2160@60Hz | - |
ゲーミングモニター
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
JN-315IPS144UHDR-R | ○ | HDMI 2.1 3840×2160@120Hz | - |
JN-I245FR240 | x | HDMI 2.0 1920x1080@240Hz | 240Hzだが解像度はフルHD |
A-360 | x | HDMI 2.0 1920x1080@240Hz | 240Hzだが解像度はフルHD |
JAPANNEXTのモニターは機種が多いが、4K液晶とゲーミングモニターを見てみたところ、 GX28
や JN-315IPS144UHDR-R
はHDMI2.1に対応している模様。
ゲーミングモニターの方は、解像度よりもリフレッシュレートの方に力が入っており、フルHDで240Hz、DisplayPortなら360Hzの出せるような A-360
のような機種が存在する。
あくまでゲーミングPCで滑らかなゲーム画像を楽しみたい人向けのようだ。
ASUS
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
ProArt Display PA279CV-J | x | リフレッシュレート(最大) :60Hz | - |
ROG Swift PG32UQX | x | HDMI(v2.0)×3 | 144Hz対応しているがHDMIが2.0 |
ROG Swift PG32UQ | ○ | リフレッシュレート(最大) :144HzHDMI(v2.1)x 2 | - |
VA32UQ | x | リフレッシュレート(最大) :60Hz | - |
ROG Strix XG27UQ | x | HDMI(v2.0)x 2 | - |
ROG Strix XG43UQ | ○ | リフレッシュレート(最大) :144HzHDMI(v2.1)x 2 | - |
PB27UQ | x | リフレッシュレート(最大) :60Hz | - |
ASUSの4KモニターのうちHDMI2.1の4K120Hzに対応できているのは、ゲーミングブランドのROGのROG Swift PG32UQ
や ROG Strix XG43UQ
一部。
こちらも結構値が張る。
DELL
機種 | 4K120p | 記載内容 | 備考 |
---|---|---|---|
U4320Q | x | 4K 3840 x 2160 @ 60 Hz | - |
S3221QS | x | 4K 3840 x 2160 @ 60 Hz | - |
UP2720Q | x | 4K 3840 x 2160 (DisplayPort: 60 Hz, HDMI: 60 Hz) | - |
UP3221Q | x | 4K 3840 x 2160 @ 60 Hz | - |
S2722QC | x | 4K 3840 x 2160 @ 60 Hz | - |
DELLのサイトにモニターは数多くあったが、4K解像度HDMI入力で絞ったところリフレッシュレートの選択肢が 60Hz
しか残らなかったので、4K120Hz対応モニターは無い模様。
価格
では4K120Hz対応ディスプレイの価格はどうだろうか。
2022年3月時点の価格を、4K120Hzに対応しているテレビと比較してみる。
比較対象テレビ
メーカー | 機種 | 画面サイズ | 価格 |
---|---|---|---|
LG | 50NANO85JPA | 50V型 | 89,800 |
4Kディスプレイ
メーカー | 機種 | 画面サイズ | 価格 |
---|---|---|---|
LG | 27GP950-B | 27型 | 108,900 |
GIGABYTE | M28U | 28型 | 95,800 |
JAPANNEXT | JN-315IPS144UHDR-R | 31.5型 | 104,981 |
ASUS | ROG Swift PG 32UQ | 32型 | 229,700 |
こうして比較すると、テレビと比べてPC用ディスプレイの方が画面サイズが小さいのに高いように見える。
入力端子が異なっていたりするので一概に片方が優れているとは言えないが、HDMI接続でゲームをするのであればPC用ディスプレイよりもテレビを買ったほうが良さそうだ。
まとめ
今回は2022年3月現在のHDMI2.1(4K120Hz)対応ディスプレイまとめについて紹介した。
PC用の4Kディスプレイの中にもHDMI2.1の120Hzに対応している製品がある。
ただしゲーミングモニターはPCでゲームするためのものであり、HDMIよりはDisplayPort接続で120Hz以上のリフレッシュレートを出すところに重きを置いているように見える。
故に
あくまで「主役はPCでPS5接続はオマケ」と考えて購入するもののようだ。
他にも4Kに関する記事もあるので、もし気になるものがあれば見てみて欲しい。