Salesforce(セールスフォース)はCRM(顧客管理システム)であり世界中で利用されているWEBサービスである。
SaaSのサービスでありながら、一定のカスタマイズもできるので、営業以外にも利用している企業も多い。
Salesforceには「レポート」を作成する機能がある。
各種BIツールにと比較したら機能面では劣るが、表やグラフを内部機能で作成できるのは便利である。
そしてレポートを複数まとめてダッシュボードを作ることもできる。
しかしそのダッシュボードやレポートで以下のようなエラーが表示されることがある。
レポートが実行できないのはわかるが、メッセージを見ても何を修正したらいいのかさっぱりわからない。
このエラーメッセージが出たらどうしたらいいのか。
そこで今回はSalesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由について紹介する。
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記事を読むメリット
Salesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由がわかり、レポート活用が得意になる。
Salesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由
Salesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由、それは対象ユーザーにカスタムオブジェクトの参照権限が無いから。
システム管理者は全てのオブジェクトを参照・編集できるが、Salesforceを利用するユーザーは当然ながら権限を限定されている。
特に新しく作成したカスタムオブジェクトについては、参照権限すらついていない。
権限が無ければ自分の権限でレポートを参照する動的ダッシュボードでレポートを実行することはできないだろう。
「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーへの対策
「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーへの対策としては、対象ユーザーに権限を付与することになる。
権限を付与するにはユーザーに付与しているプロファイルを編集する。
プロファイルに各種オブジェクトに対する権限を設定できるので、参照権限にチェックをつける。
するとダッシュボードやレポートを参照できるようになるはずだ。
任意ユーザでログインし、ホームダッシュボードを確認すると、追加したレポートがエラーとなります。下記エラーメッセージが表示されます。
「このレポートは編集または実行できません。管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」参考:初めて投稿します。よろしくお願い致します。 | Salesforce Trailblazer Community
レポート表示エラーとなるユーザプロファイルの権限を確認してみました。
エラーとなるレポートの元となるカスタムオブジェクトの参照権限が無かったからかもしれません。参照権限を付けたら表示できるレポートがありました。
まとめ
今回はSalesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由について説明した。
Salesforceで「管理者がカスタムオブジェクトのレポートを無効にしたか、またはリレーションを変更しました。」エラーが出る理由は権限不足。
対象ユーザーのプロファイルにカスタムオブジェクトの参照権限を付与すればレポートを実行できるようになる。
他にもSalesforce関連の記事もあるので、もし気になるものがあれば見てみて欲しい。
参考