LANケーブルが刺さっているのにネットワークアダプタが認識されない。
プロパティでイーサネットが「存在しません」と表示される。
デバイスマネージャにネットワークアダプターが表示されない。
今回は「ネットワークアダプタが認識されない場合の対処法」と題して、こんなトラブル時の調査方法をまとめる。
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記事を読むメリット
ネットワークに接続できない場合に調べること
ネットワークに接続できない場合に調べることは大体以下の通り。
チェックするポイント
ローカルエリアに接続できるか
インターネットに繋がらなくても家庭内やオフィス内のローカルエリアネットワーク(LAN)への接続はできることがある。
調べ方としては Windowsキー
を1回押してから cmd
と入力して Enter
を押すとコマンドプロンプトが起動するので、そこで以下コマンドを実行してレスポンスがあればローカルなネットワークには接続できている。
つまりはルーターから先の世界、例えばプロバイダーなどで問題が起こっていることになる。
ping 192.168.0.1
イーサネットの状態
イーサネット、つまりはLANケーブルの先を認識しているかどうかは設定から調べる。
Windowsキー + X
でメニューを表示して 設定
を開き、以下の通り画面を開く。
設定 → ネットワークとインターネット → ネットワークのプロパティを表示
そして イーサネット
の状態が 操作可能 であればLANより先に接続できている。
つまり問題はLANケーブルより先のハブやルーターなどで起こっていることになる。
逆に イーサネット
の状態が 存在しません
であればPC側の問題である。
ネットワークアダプタの状態
物理的なデバイスであるネットワークアダプタの状態は デバイスマネージャー
から調べる。
Windowsキー + X
でメニューを表示して デバイスマネージャー
を開き、ネットワークアダプター
の欄に以下のようなデバイス名が記載されていれば、物理的なネットワークアダプタは認識されている。
オンボードのLANポートでも以下のように何かしらデバイスとして記載がある。
デバイス表記の例
もしデバイスマネージャー上で認識されているなら、問題はデバイスを扱う為のドライバが無いからなのでドライバーをインストールすることになる。
デバイスマネージャー上で認識されていないならば、ネットワークアダプタとマザーボードの接触不良か故障になるので、PCIe接続かUSB外付けのLANインターフェースカードを買って取り付ける必要がある。
デバイスマネージャーはハードレベルでの接続ですので、 ハードレベルで接続されていなければ、ローカルエリアもへったくれもありません。
つまり、LANアダプタというハードが死んでいるという意味です。
オンボードであっても。これは、意外とあることなんです。
おとなしく、LANカードを買ってしまうのが一番手っ取り早いです。参考:デバイスマネージャからネットワークアダプタが消えた -◆以前の不具合- CPU・メモリ・マザーボード | 教えて!goo
参考までにLANインターフェースカードのリンクも貼っておく。
例外
稀なケースだが、 Shiftキー + シャットダウン
の完全シャットダウンと放電でネットワークアダプタを認識するケースもある模様。
PCの完全シャットダウンとコンセント引っこ抜き&数分放置の完全放電でなおりました。
Windows が LANカードを認識しない場合の対処方法 - ぼくんちのTV 別館
ネットワークアダプタが認識されない場合の対処法 まとめ
今回はネットワークアダプタが認識されない場合の対処法について紹介した。
ネットワークアダプタが認識されない場合には、まず「どこで途切れているか」を調べる。
調べるポイントは以下の通り。
チェックするポイント
そして原因がネットワーク設定であれば修正すればよいが、もしデバイスマネージャーがネットワークアダプタを認識しないのであれば諦めてLAN拡張カードを買うのが良いだろう。