AMD Radeon VII は今は買うべきではない。
実はAMD Radeon VII はもう製造中止らしい。
AMD社のハイエンドGPUであるRadeon VII。
もう生産されない理由と買うべきでない理由を解説する。
AMD Radeon VIIとは
AMD Radeon VIIとはAMD社のGPUのひとつで、比較的最近の2019年初頭に発売されたGPUである。
スペック的にはそれまでのハイエンドGPUであったRX VEGA 64を凌駕し、GPUメモリを16GBも搭載しているモンスターGPUである。
スペック上はRTX2080並みとも言われていた。
参考:
AMD Radeon™ VII グラフィックス・カード | AMD
製造中止の理由
製造中止の理由はRadeon RX 5000シリーズがリリースされたから。
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Ryzen3000、X570マザボ、Radeon RX5000が正式発表。発売日と価格は?
Radeon VIIがVegaアーキテクチャで製造されているのに対して、RX 5000シリーズは最新のNaviアーキテクチャで製造されている。
Naviアーキテクチャの方が安価に高性能なものが製造できるので、利益率の低いVegaアーキテクチャでの製造はやめたいのだろう。
参考:
AMDは発売から5ヶ月以内にRadeon VIIをリタイアさせる - 自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド
AMD Radeon VIIを買うべきでない理由
製造が中止されるということは、早々にサポートが終了するということである。
サポートが中止されるとドライバやソフトウェアが更新されないので、場合によっては新しいマザーボードで動かなかったり、ゲームによっては最適化されないので性能が活かされないこともあり得る。
追加するなら、初期不良があったとしても交換する品が無いという事態も考えられる。
このようなリスクが考えられるので、できるなら新品は避けたほうが良い。
中古で買うとしても新品に対して6割くらいの価格で考えておいた方が良いだろう。
まとめ
- AMD Radeon VIIは製造コストが高いので製造中止
- 製造中止品は早々にサポートが切れると予想できるので避けたほうが良い