映画ドラゴンクエストユア・ストーリーは賛否両論、否が多め?
ついに公開された映画『ドラゴンクエストユア・ストーリー』。
デザインの時点から批評の多かった本作品。
果たして見るべきかどうなのか、先に映画を見た人柱の皆様の感想を見ながら考える。
ドラゴンクエストユア・ストーリーとは
RPGの金字塔「ドラゴンクエスト」シリーズの1作、「ドラゴンクエストⅤ」を原作とした映画。
「ドラゴンクエストⅤ」はⅣまでと異なり、「モンスターを仲間にできる」「主人公が勇者ではない」「結婚相手を選べる」など新しい試みがなされており、当時のプレイヤーの思い出に残る作品であり、様々なハードでのリメイクもされている人気作品である。
公開前から問題視されていた点
人気作である「ドラゴンクエストⅤ」の映画化だが、公開前から以下の点で大きく問題視されていた。
- デザイン
- キャスト
デザイン
原作である「ドラゴンクエスト」シリーズのデザインは、言わずとしれた鳥山明先生。
しかし映画ドラゴンクエストユア・ストーリーのデザインは鳥山先生ではなく、「ドラゴンクエスト」シリーズを長くプレイしているプレイヤーからは「コレジャナイ」という声が出ていた。
デザインの変更については「海外受けを狙って変更されたのでは?」という憶測も出ている。
ドラクエ映画のキャラデザがディズニーっぽい
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キャスト
キャストについても、声の本職である声優を起用せず有名俳優を起用するという「質よりも話題性」という方針に公開前から疑問が出ていた。
ドラクエファンとしては一丸となってこの映画を盛り立てていきたいところですが、案の定その配役に声優ではなく有名俳優、女優たちが選ばれかなり不満が集まっていました。
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公開後の声
映画が公開されると多くの人が見に行ったようで、いろいろな声が出ている。
意見も賛否両論だ。
以下ネタバレにならなそうな意見を拾っていく。
良かった派
映像の質が良い模様。
また原作未プレイの人にはストーリーも好評のようだ。
圧倒的な映像で興奮してたし、過去のシーンとか感動ものだった。
実際、自分がゲームでドラクエプレイしててもちょこちょこ感動してるし。
まあ、誰かがゲームやってるのを見るくらいなら自分でコントローラー持ちたいけど、「やった気分」にはなったかな
#ドラゴンクエストユア・ストーリー— zx10b1red (@zx10b1red) August 3, 2019
ドラクエを見て来ました‼️
(*>∇<)ノ✨実は自分はドラクエ作品を一度もやった事ありません(笑)だから にわかの知識程度しかなかったのでどんな物語なのかと思って見たら凄く面白くて感動しました😆映像も綺麗だし何より芝居が上手い人は声優も完璧だったとさ🤔#ドラゴンクエストユア・ストーリー pic.twitter.com/dQoA7lbNuA— エイキチ (@BBNABE) August 4, 2019
めちゃめちゃいい映画だった。
これは映画館で見に行ったほうがいい。
レビューとか見ないでとりあえず、見に行ったほうがいい。特に少年(の心を持った)たちは。#ドラゴンクエストユアストーリー #ドラゴンクエストユア・ストーリー pic.twitter.com/3nfXQIXKh6
— TAKEスカイウォーカー (@takeMJtoyo) August 4, 2019
悪かった派
公開前のようなデザインやキャストについては織り込み済みで映画を見に行っているからか、デザインやキャストに関する批判はあまり見られなかった。
しかしどうやらラストが人を選ぶものになっている模様。
ところで山崎貴監督の#ドラゴンクエストユア・ストーリー
はラストで台無しになった糞映画オブザイヤーだけど、同監督の#アルキメデスの大戦
は超名作オブザイヤーなので、ドラクエ見るならアルキメデス見たほうがいいと思うな。…ひとまずルパンは初日に見ないことにするけども。
— 六国見参! (@rockonkenzan) August 4, 2019
どうやら公式による原作レイプが流行りだしたようだな#けものフレンズ2#トイストーリー4#ドラゴンクエストユア・ストーリー
— スターク (@Orphensteel) August 4, 2019
映画ドラクエの酷評は2つの論点があって、ひとつはラストに至るまでの演出、もうひとつはあのオチ。
前者は特に文句ないです。後者は製作陣がアズカバンに送られても同情できないレベル。#映画ドラクエ#ドラゴンクエストユアストーリー#ドラゴンクエストユア・ストーリー— つがぽんぬ@かるさりかんに (@tsugane_ver2) August 4, 2019
小説版の作者に訴えられていた
さらにノベル版の「ドラゴンクエストⅤ」の作者が、ドラクエⅤの主人公の名前を「リュカ」として定着させたのだが、映画で「リュカ」の名を無断で使用されたとして訴えている。
ただし金銭の賠償ではなく作者はあくまで名誉回復のためにクレジットに載せてもらうことを求めていることから、金銭トラブルではなく、映画製作スタッフ側の配慮がされていなかったことが伺える。
まとめ
映画ドラゴンクエストユア・ストーリーについては
- 原作未プレイの人は結構称賛している?
- 賛否両論だが、特にラストが人を選ぶ内容である模様
- 原作のゲームだけでなく小説版も映画の背景としてあることを覚えておこう
見るべきかどうかについては、あまり期待せずに衝撃のラストを覚悟して望んだほうが良さそうだ。