「utm_source」や「utm_campaign」とは一体何か?
URLを貼り付ける際に utm_source=hoge
や utm_campaign=fuga
などパラメータが付いてURLが長くなっているのを見ることがある。
今回は「utm_source」や「utm_campaign」の正体と、対処法について書く。
見かける場所
ニュースアプリやメルマガで見かけることが多いだろうか。
例えば Qiita のメルマガのリンクを踏むと以下のような感じになっている。
[code lang=text]
https://qiita.com/jesus_isao/items/63557eba36819faa4ad9
?utm_source=Qiita%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9
&utm_campaign=f1d0158940-Qiita_newsletter_361_05_15_2019
&utm_medium=email
&utm_term=0_e44feaa081-f1d0158940-33094981
[/code]
また SmartNews のアプリ上で URLをコピー
をすると、以下のようなURLになる。
[code lang=text]
https://mainichi.jp/articles/20190515/k00/00m/020/269000c
?utm_source=smartnews
&utm_medium=ios
&utm_campaign=smartnews
[/code]
「utm_source」や「utm_campaign」とは?
「utm_source」や「utm_campaign」の正体はGoogleアナリティクスのカスタムURL。
同じページでもGETパラメータとしてURLに色々なパターンの情報を付加しておいて、そのサイトを訪れたユーザーが「どこから来たか」「なんのキャンペーンを見て来たか」などをサイトオーナーに知らせる為の機能である。
utm_source: プロパティにトラフィックを誘導した広告主、サイト、出版物、その他を識別します(Google、ニュースレター 4、屋外広告など)。
utm_medium: 広告メディアやマーケティング メディアを識別します(CPC 広告、バナー、メール ニュースレターなど)。
utm_campaign: 商品のキャンペーン名、テーマ、プロモーション コードなどを指定します。
utm_term: 有料検索向けキーワードを特定します。検索広告キャンペーンにタグを設定する場合は、utm_term を使用してキーワードを指定することができます。
utm_content: 似通ったコンテンツや同じ広告内のリンクを区別するために使用します。たとえば、メールのメッセージに行動を促すフレーズのリンクが 2 つある場合は、utm_content を使用して別々の値を設定し、どちらが効果的か判断できます。
カスタム URL でキャンペーン データを収集する - アナリティクス ヘルプ
デメリット
気にならない人は気にならないが、気になる人にとっては以下のような点が気になる。
- URLが長くなるので貼り付け時に気持ち悪い
- 自分の行動がトラッキングされているようで嫌だ
消しても良い?
では「utm_source」や「utm_campaign」などのURLパラメータを消しても良いか気になるだろう。
先に結論を言うと消しても良い。
理由としては以下が挙げられる。
- 消しても同じページを表示できる
- 別の媒体にURLを貼り付けた時点で「utm_source」等のパラメータが嘘になる
- サイトオーナーに情報を渡す義務は無い
まとめ
- 「utm_source」や「utm_campaign」とはGoogleアナリティクス用のパラメータ
- URLをコピペする際には消してもいい