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高勝率トレーダーのマネでトレードする問題点とは

高勝率トレーダーのマネでトレードする問題点とは

最近、『高勝率トレーダーのマネをしてトレードする』というサービスが出てきている。
しかしマネをするトレード手法には落とし穴が潜んでいる。
今回は高勝率トレーダーのマネでトレードする問題点を挙げてみる。


高勝率トレーダーのマネでトレードするサービスとは

高勝率トレーダーのマネをしてトレードすることをフォロートレードと呼ぶ。
このフォロートレードを仮想通貨市場でサービス化しているのがマネコ https://moneco.jp/ だ。

フォロートレードとは、みずから取引をするのではなく、勝率の高いトレーダーと同じ注文を”まね”することができるサービスだ。利用は簡単で、ランキングで過去の利益額などを参考に理想のトレーダーを探し、投資金額などを設定すればいい。あとは、そのトレーダーが出した注文通りに自動的にトレードが行われる。
高勝率のトレーダーを”マネ”して自動で取引、仮想通貨取引の「マネコ」が1億円調達 | TechCrunch Japan


フォロートレードの問題点

フォロートレードの問題点は状況によっては「高勝率トレーダーが一人勝ちする」ということ。
フォロートレードでは高勝率トレーダーのマネでトレードするので、必然的に注文が遅れる
そこを見切られてしまうと、高勝率トレーダーが安く買った商品をユーザーが遅れて高く買う状況になってしまう。


例を挙げて説明

例を挙げて説明する。
まず前提条件は以下の通り。

  • 高勝率トレーダーは自由に「買い」「売り」の取引ができる
  • ユーザーは高勝率トレーダーの注文をマネして注文する
  • ユーザーはトレーダーに比べて多数いる

ある金融商品Aの注文が以下のような板になっていたとする。

BuyPriceSell
-12020000
-11020000
-10010000
1000090-
2000080-
2000070-
キャラ利益金融商品
高勝率トレーダー00
一般ユーザー00

そこに高勝率トレーダーは成行で30000の買い注文を出すと

BuyPriceSell
-12020000
2000011020000
1000010010000
1000090-
2000080-
2000070-

高勝率トレーダーは金融商品Aを320万円使って、3万個買った状態になる。

BuyPriceSell
-12020000
1000090-
2000080-
2000070-
キャラ利益金融商品
高勝率トレーダー-320000030000
一般ユーザー00

そこでフォロートレードが発動して、遅れて大量のユーザーが買い注文を出す(ここでは40000個の注文とする)のだが、遅れて買い注文が発生することを知っている高勝率トレーダーが110円で売り注文を出す。

BuyPriceSell
1000012020000
3000011030000
1000090-
2000080-
2000070-

すると高勝率トレーダーは金融商品Aを110円で3万個売ったので瞬時に10万円の利益を得た事になる。
ユーザーは金融商品Aを110円~120円の価格で買った状態になる。

BuyPriceSell
-12010000
1000090-
2000080-
2000070-
キャラ利益金融商品
高勝率トレーダー+1000000
一般ユーザー-450000040000

さらに高勝率トレーダーの「売り」に対するフォロートレードが発動して、遅れて大量のユーザーが売り注文を出す。

BuyPriceSell
-12010000
100009010000
200008020000
200007010000

結果ユーザーは110円~120円の価格で買った金融商品Aを70円~90円で売らされて大損する。

BuyPriceSell
-12010000
1000070-
キャラ利益金融商品
高勝率トレーダー+1000000
一般ユーザー-13000000

最終的には高勝率トレーダーが一人勝ちしたことになる。


まとめ

  • 高勝率トレーダーのマネでトレードすることをフォロートレードという
  • フォロートレードは注文が遅れるので高く買って安く売るという状況になるリスクがある

必ずしも同じ状況になるとは限らないが、リスクの可能性としては注意しておくべきと思われる。


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