参考:fast.com |
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今や世界中に広く普及したインターネット。
PCやスマートフォンで情報を調べたり、オンラインのサービスを利用するために利用され、今や欠かせないものになっている。
しかしそのインターネットが遅いことがある。
光回線で有線LAN接続なのに遅い。
周りは光回線で1Gbpsとか出ているのに、自分は90Mbpsと十分の一程度の速度しか出ない。
何故通信速度が遅いのか。
そこで今回は光回線で有線接続なのにインターネットの通信速度が遅い理由について解説する。
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記事を読むメリット
光回線で有線接続なのにインターネットの通信速度が遅い理由がわかり、遅いインターネット環境からサヨナラできる。
光回線で有線接続なのにインターネットの通信速度が遅い理由
光回線で有線接続なのにインターネットの通信速度が遅い理由は大きく3つ考えられる。
有線の通信速度が遅い理由
- インターネットプロバイダー
- LANケーブル
- ネットワーク機器
これらの一つでも遅いと、そこがボトルネックとなり、通信速度が遅くなってしまう。
ではそれぞれ見ていこうと思う。
インターネットプロバイダー
インターネットの通信速度が遅い理由として、まずインターネットプロバイダーが考えられる。
契約しているプロバイダーの回線が遅いパターンである。
プロバイダーの回線が遅い理由としては主に2つ。
プロバイダーの遅延要因
- 通信速度が遅い回線プランを契約をしている
- 自分の住んでいる地域に強くないプロバイダーと契約している
遅いプランであればプランを変更すればよい。
地域に強くないプロバイダーであればプロバイダーを乗り換えた方がいいだろう。
地域に強いかどうかは、公式サイトの「サービス提供エリア」を調べてみて提供エリアの端に自分の住んでいる地域があるようであれば、「これから広げていく地域」扱いなのであまり強くないかもしれない。
またSNS等で口コミを調べてみても良いだろう。
参考までに大手のインターネットプロバイダーを挙げておく。
特にこだわりが無ければNTTの「フレッツ光」や、KDDIの「auひかり」が利用者数やサービスエリアが広くて良いかと思う。
また1Gbpsや10Gbpsのプランもあるので、そのあたりを契約しておけば問題無いだろう。
あとはゲームをする人にはNUROを契約している人もいる。
LANケーブル
インターネットの通信速度が遅い理由として、LANケーブルも考えられる。
何故なら古いLANケーブルでは早い通信速度に対応していないから。
LANケーブルには規格(カテゴリー)があり、1Gbpsに対応できるのは「CAT5e」以降のカテゴリーとなる。
「CAT6A」「CAT6E」以降なら10Gbpsも対応している。
逆にその前の「CAT5」では100Mbpsまでしか対応していない。
もし家の中でCAT5ケーブルを使っていたら、そこの通信速度は最大で100Mbpsしか出ず、インターネット回線の契約が1Gbpsでも家の中の通信速度の問題で100Mbpsになってしまう。
なので家の中で古いLANケーブルを使っていると要注意となる。
カテゴリーを確認する方法は簡単で、LANケーブルの側面を見れば「CAT5e」や「CAT6」のようなカテゴリーが記載してある。
カテゴリー記載がなければ古いものと思って良いだろう。
家の中の配線を見直すためにも、「CAT6A」以降のLANケーブルを用意しておくことをオススメする。
ネットワーク機器
インターネットの通信速度が遅い理由として、ネットワーク機器が原因のこともあるだろう。
特に冒頭のような90Mbpsくらいの速度になっているときは、どこかのネットワーク機器が古くて通信速度の限界が100Mbpsになっている可能性が高い。
ネットワーク機器としては以下のようなものがある。
ネットワーク機器
- ルーター
- スイッチングハブ
- ホームゲートウェイ
ルーターはネットワーク設定ができる人は自分で買ったりするが、ITに詳しくない人だと持っていないかもしれない。
↓のような機械で、LANケーブルを繋いで通信を中継するだけでなく、PCにIPアドレスを振ったり、無線LANを使えたりもする。
このルーターが古いと100Mbpsまでしか対応できずに通信が遅いことはある。
一般家庭に馴染みがあるのはスイッチングハブの方かと思う。
これは単純にLANケーブルを接続して様々な機器へ通信を中継するものである。
スイッチングハブは買い替えない人が多い。
壊れないので長く使ってしまっているケースが多いが、スイッチングハブも古い機器は100Mbpsまでしか対応していないので、通信速度のボトルネックになっているケースがある。
古い機器を使っているようなら買い替えたほうが良いだろう。
最後の「ホームゲートウェイ」が最も気付きにくい。
ホームゲートウェイはプロバイダーからレンタルしている機械で、家の中では外に出る先に近い回線の根本部分に設置される。
これも古いと通信のボトルネックになる。
ホームゲートウェイが古すぎるわ。 pic.twitter.com/KDXTPC45WD
— からさん⭐つぶやきGPT (@karasan_itips) June 10, 2023
形はルーターに似ているが、プロバイダーからレンタルしている機械なので、自分で買ってきて交換するのは困難。
交換する場合はプロバイダーに連絡する必要がある。
ホームゲートウェイは電話線のコネクタがあったりする |
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しかし問題点がひとつ。
プロバイダーは自主的にホームゲートウェイの交換時期を教えてくれない。
交換時期を教えてくれないので、ずっと同じプロバイダーを使っている家庭だとホームゲートウェイを古いまま使っている可能性が高い。
5年以上交換していない場合は、プロバイダーのサポートデスクに連絡した方が良いだろう。
長く利用している人は交換しておくといいと思います。
まとめ
今回は光回線で有線接続なのにインターネットの通信速度が遅い理由について説明した。
インターネットの通信速度が遅い理由としては以下の3つが原因として考えられる。
有線の通信速度が遅い理由
- インターネットプロバイダー
- LANケーブル
- ネットワーク機器
特に機器が古くて100Mbpsの限界に引っかかっているケースがよくあるので、古い機器は買い替えや交換をした方が良いだろう。
他にも生活、ネットワーク関連の記事もあるので、もし気になるものがあれば見てみて欲しい。