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ラスアス2は炎上したがクソゲーではない。問題点のまとめ【ネタバレ無し】

ラスアス2は炎上したがクソゲーではない。問題点のまとめ【ネタバレ無し】

2020年6月19日に発売された『The Last of Us Part II』、通称「ラスアス2」。
前作の評価が高く、ラスアス2も3日間で400万本も売れた。
しかしラスアス2発売後、ユーザーからのレビュー評価が炎上してしまった。

果たしてラスアス2はクソゲーだったのか。
否、ラスアス2は炎上したがクソゲーではない。

しかし問題が無かったわけでもない。
今回はラスアス2の問題点をネタバレしない範囲で説明する。


The Last of Us とは

The Last of Us』 とは、ゾンビパンデミックが起こったアメリカを舞台としたゲーム。

革新に触れない大雑把なストリーとしては、主人公であるジョエルはパンデミック当時に娘を亡くし、その後は荒廃した世界で運び屋として生活していた。そんなある日、世界を救う鍵となるエリーという少女を運ぶ依頼をされる。
旅の中でゾンビや野党に襲われながらも協力して生き延びる。そしてジョエルとエリーの信頼関係も徐々に作られていくというもの。

バイオハザード等のゾンビゲームとの違いとして、「生き残ること」サバイバルに重点が置かれている点がある。
敵はゾンビだけでなく、時には野盗や軍も含まれる。
世界が荒廃している為、綺麗事だけでは生きていけず、時には敵を倒し、時には痛めつけて情報を入手する。裏切りもある。

荒廃した世界での人類の心の荒みっぷりが表現されているし、パンデミックが局所的ではなくアメリカ全土である為、ラクーンシティのような「都市から逃げられれば安全」という希望もなく、「この世界で生きていくには」というある種の終末感を味わうことができる。

そして詳細は述べないが、全ストーリーを見終えると、終わった世界の中で生き抜いた親子の愛を見たような気分になれる。


ラスアス2の炎上

そして『The Last of Us Part II』、通称「ラスアス2」が2020年6月19日に発売されると、前作の評価もあり大いに売れた。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2020年6月19日に発売したプレイステーション4用ソフト『The Last of Us Part II』について、発売3日間での全世界実売累計販売本数が400万本を超えたと発表した。これは、SIEが発売したプレイステーション4用タイトルでは過去最速の記録とのことだ。
参考:『ラストオブアス2』発売3日間で全世界実売400万本突破! SIEのPS4タイトルとして過去最多を記録 - ファミ通.com


売れた結果、レビューが炎上してしまった。


ただ一方的な炎上ではなく賛否両論状態。
Amazonのレビューでも星5つと星1つが多い両極端な状態だ。


ラスアス2の炎上の理由

ラスアス2が炎上した理由が難だったのかと言うと、どうやらストーリーに納得がいっていないユーザーが多い模様。




画像やシステム面での文句は無い

ストーリーに納得のいっていないユーザーは多いが、画像やシステム面での文句は無い。

グラフィックは美しいし、ガラスを割って移動するような自由度もあり、また素材を組み合わせて武器改造することもできる。
システム面では前作より進化している。

つまりゲームとしてはクソゲーではないと言える。


問題点はユーザーの期待との乖離

ゲームのクオリティには問題はない。
ユーザーが問題にしているのはあくまでストーリー。

そしてストーリーも質が悪いわけではない。

ラスアス2は事前情報にもあるように、前作に登場したエリーの復讐の旅がテーマになっている。
前作の終わりから4年間過ごしていたところに襲撃があり、襲撃者に対してエリーが復讐を行っていく。

ここでエリー側が正義、襲撃者側が悪とできればプレイヤーも気持ちよくストーリーを進められる。
しかしラスアスの世界は荒廃した終末世界。
誰しも生きるために罪を犯している。

そしてラスアス2では襲撃者側にも焦点が当たり、襲撃の理由や彼らの生きる理由もわかっていく。

襲撃者側に視点があたってしまうと、もうプレイヤーから見える世界は単純な正義vs悪ではない。
復讐を進めても後味の悪さが残ってしまう。

そしてこの後味の悪さは、制作側が意図して作ったものであり、
「正義は、価値観次第」
「プレイヤーは自分自身が卑劣な存在であるかのように感じることになる」
と言われている。


プレイヤーは前作にあった親子愛のような救いがどこかにあってほしいと思ってプレイするが、ラスアス2では自分のプレイ内容が悪であるような気持ち悪さを突きつけられる。

この期待と現実の乖離が炎上に繋がっているわけだ。




メーカーの非

ゲームとしてのクオリティが高いのであれば、文句を言うユーザーが悪いのかといいうとそうではない。

ゲームの質がいくら高かろうとメーカー側の非もある。

メーカー側の罪はユーザーの期待と異なるモノを売ったことだ。


グラフィックも良い。
システムも良い。
ストーリーの質も良い。
争いを一方からの正義だけで見ずに、別の視点からも見ることで独善的な価値観の危うさが伝わる。

しかし期待されていたのは「救い」であり、「苦痛を伴う正しさ」ではなかった。


ラスアス1で主人公側のみに当たっていた焦点を、ラスアス2になって急に他方にも当てることで、これまでの行動の正当性を揺るがす。

倫理的には正しい。
しかしユーザーがお金を払ってまでしたい経験だったかと言うと否であろう。

言ってしまえば予想ではなく期待を裏切る類のサプライズ。
高級フレンチを食べに来た客にいくら高級な中華料理を出しても満足させられないように、期待を裏切られるといくら質が高くても不満が残ってしまう。

この期待との乖離を生んだことがメーカーとしての非であろう。
もし次回作があるのであれば、購入の警戒に繋がることだろう。




ラスアス2の問題点 まとめ

今回は『The Last of Us Part II』、通称「ラスアス2」の炎上理由について考察と解説を行った。

ラスアス2のクオリティは高く、決してクソゲーではない。
しかし復讐というテーマの中で襲撃者側にも焦点を当てることで、ラスアス1の結末の否定にも繋がるような後味の悪さがある。
この後味の悪さが炎上に繋がった。

ゲームとしての質は高くてもメーカーにも非があり、購入者に対して期待を裏切るような気持ち悪さを与えているところにメーカーの非がある。

続編を作る際は『予想は裏切っても期待は裏切らない』制作を期待したい。





ネタバレを入れた問題点の解説や、他にも炎上した映画について考察した記事もあるので、もし気になったら見てほしい。

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KRSW

駆け出し機械学習エンジニア。機械学習、DB、WEBと浅く広い感じ。 Junior machine learning engineer. Not a specialist but a generalist who knows DB, WEB too.

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