色々な人が遊んでいるゲーム。
ゲーム中のミニゲームを持つものもあり、花札もその一つ。
最近だとうたわれるものロストフラグ(通称ロスフラ)や新サクラ大戦のミニゲームに採用されている。
しかしこの花札が難しくて勝てないという人も結構いる。
ゼンゼンダメダヨ。
なんでダメなのさ?
カードゲームにはちゃんと勝つための戦略があるのよ。
上で言ったように、花札では役に繋がる札を積極的に取るだけでは不十分だったりする。
今回は花札で勝てない人向けに、勝率を上げる攻略法を紹介する。
前提知識
花札の中でもミニゲームに採用されているのは「こいこい」というゲーム。
ルールについてはWikipediaの「こいこい」を参考にされたし。
ここでは勝率を上げる戦略において重要な前提知識を挙げる。
ポイント
勝率を上げる攻略法とは
カードゲームの攻略法は「どのように動けば効率的に勝てるか」である。
そのためにはルールを知る必要があるので、先にルールを理解した。
ルールがわかれば、「自分が役を作りやすく、相手に役を作らせにくい」動き方がわかる。
具体的な攻略法は以下のようになる。
勝率を上げる攻略法
必要な札数の少ない役を狙う
まずは役を揃えて上がることが重要なので、必要な札数の少ない役を狙うのが重要だ。
手数の少ない役となると以下のようなものがある。
- 月見酒、花見酒(2枚)
- 三光(3枚)
- 赤タン、青タン(3枚)
- 猪鹿蝶(3枚)
手数の他にも他の役への繋げやすさや点数を考慮すると、手札と相談しながら上から順に狙っていくのが良いだろう。
特に2枚で役が成立する月見酒、花見酒は強力。
共通する「菊に盃」の札は取れそうなら必ず取るようにしたい。
役が揃った際に「こいこい」するかどうか
自分の役が揃った際に「こいこい」するかどうかは、自分と相手のリーチ状態を見て決める。
相手がリーチ状態で、自分が相手の上がり札をブロックしている状態でない場合は、「こいこい」した次の相手ターンで上がられるリスクがあるので「こいこい」しない方が良い。
逆に相手はリーチしていない状態であれば上がられるリスクが少ないので「こいこい」してもいい。
さらに自分がリーチしている状態であれば、相手はしばらく上がれず自分はさらに上がれる可能性が高いので積極的に「こいこい」を狙っていきたい。
相手が絶対に取れない札は後回し
自分が役を揃えて上がることを目的としていると、結構忘れがちなのが「相手に役を揃えさせない」こと。
これは相手に札を取らせないことに他ならない。
せっかく自分が上がれそうになっても先に相手に上がられたら意味がない。
相手に役を揃えさせない為には、相手が札を取れない状況を作り出す必要がある。
札を取れなければ相手は自分の手札を場に出さねばならないので、さらに自分に有利な状況を作ることができる。
その為の方針として「相手が絶対に取れない札は後回し」がある。
「絶対に取れない札」とは何かというと、場と取得済みと自分の手札を見て同じ月の札が4枚揃っている状態である。
例えば3月の桜の札で考えると、以下のような状態では相手の手札にも補充元となる山にも桜の札は残っていないので、相手は場に出ている桜の札を取ることはできない。
自分の手札:桜、桜
自分の手札:桜
場:桜
自分の手札:桜
この状態で自分が桜の札をか取れないのであれば、桜を取りに行ってもいいが、他の札を取れる状態で桜を取りに行くのは悪手である。
何故なら桜を取った次の相手ターンで他の札を取られる可能性があるからだ。
この場合、相手が絶対に取れない桜の札は後回しにして他の札を先にとってしまえば、相手の取れる札が少なくなる。
札を取れず手札を場に出す場合は、相手が取れない札を優先
相手が取れない札を後回しにする戦略と同じで、自分が札を取れず手札を場に出す場合は相手が取れない札を優先して出す。
以下のような状況で自分の取れる札が無い場合は、相手が取れない桜の札を出す。
すると補充される札に自分の取れる札が無かったとしても、次のターンで桜の札をとることができる。
場:(自分の取れる札が無い)
自分の手札:桜、桜、他・・・
相手が札を取れなかった場合は「増えた札」を優先的に取る
相手が札を取れなかった場合は「増えた札」を優先的に取るのも重要だ。
何故なら相手は「場の札を取ることができなかった」、つまり次のターンで取ることができるのは「自分で場に出した札」か「山から補充された札」のみとなる。
それを先んじて取ってしまえば、次のターンでも相手に「場から札を取れない状況」を強いることができる。
↓
場:(その他)、相手が出した桜、山から補充された松
上の状態であれば「相手が出した桜」か「山から補充された松」を取りに行こう。
具体例
具体的にうたわれるものロストフラグでの対戦を例に説明する。
相手が取れない札は後回し |
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上の画像は対戦初期の状態。
この状態では手札の中に場の札に対応する札は3枚ある。
この中で赤い牡丹(6月)の札は既に相手に2枚取得されているので、場の方の牡丹は「相手には絶対に取れない札」となるので、後回しとする。
自分がリーチしていて相手はリーチしてないのでこいこい |
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そして自分が役を揃えたが、上がるか続けるか。
ここでは自分がリーチしていて相手はリーチしてないので、「こいこい」しても自分が作に役を作ることができる可能性が高いので「こいこい」する。
そして「こいこい」して更に役を揃えた。
ここでは自分もまだリーチしている役があるが、残りの手札とターン数で揃える可能性は低い。
さらに相手側もリーチしているので、「こいこい」せずに上がるのが良いだろう。
次の局が始まる。
相手が取れない札はない。
手元に「桐に鳳凰」があるので、初手で「松に鶴」を取れば三光をリーチできる可能性がある。
また手元に桜もあるので、三光を狙っていくことになる。
相手が「桜に幕」を持っていたとしても、桜を取った時点でもう一組の桜は相手は絶対に取れない状況を作り出すことができるので、桜は積極的には取りに行かない。
(もし絶対に光札「桜に幕」を取らせたくないリーチ状態なら取る)
桜しか取れない状況になれば、桜を取りに行く。
赤タンがリーチできるので赤タンの桜を使う。
第2局は落として第3局を開始。
場に三光のうち2枚が出ているが手札で取れるのは1枚なので、揃えられるかは微妙だが、相手に揃えさせないように取得する。
また手札でタンが多いので、タンを揃えるのを狙う。
第3局2ターン目、相手がピンク色の「萩に猪」を取得しており、自分の手元に萩が1枚あるので萩はロック可能。
紫色の「藤に不如帰(ほととぎす)」も手元に2枚あって、もし場の1枚をとられてもロック可能。
なので赤い牡丹を使って「牡丹に蝶」を取る。
第3局3ターン目。
萩が場に補充されて自分がロックしている状態なので、戦略としては紫色の藤を取る。
最終的に勝利。
花札関連商品
まずはミニゲームに花札がある新サクラ大戦。
そして「ジブリに花札なんてあったのか」と思わされる千と千尋の神隠し花札。
「キムタクが如く」こと、JUDGE EYESにもミニゲームとして花札がある。
花札で勝率を上げる攻略法 まとめ
花札の「こいこい」で勝率を上げるには「自分が役を作りやすく、相手に役を作らせにくい」動き方が必要。
具体的な攻略法は以下のようになる。
勝率を上げる攻略法