暑い夏には欠かせないエアコン。
と思って油断していると落とし穴にハマって、エアコンの無いひどい夏を過ごすことになるかもしれない。
今回はエアコンについて陥りやすい罠の説明と、エアコン業者に聞いたエアコンを6月中に買うべき理由とオススメの買い方について紹介をする。
エアコンを6月中に買うべき理由
エアコンを6月中に買うべき理由としてまず思い浮かべるのは、「暑くなってからでは買うのが間に合わない」から。
エアコンが急に必要になる理由としては、引っ越しなどを除けばやはり故障が一番の理由になるだろう。
よくあるのがこのパターンの失敗だ。
エアコンでよくある失敗
そう。エアコンは購入すれば済むものではなく設置という作業が必要。
設置する為には設置業者を手配する必要があるが、夏場は同じようにエアコンの故障による買い替えが多発する為に、購入から設置まで時間がかかる。
特に都市の人口が多ければ多いほど需要が高くなり、状況によっては3,4週間かかることもある。
夏場に3,4週間もエアコン無しで過ごすのは致命的である。
故に夏の暑さが本格的になる前の6月中にエアコンを買う必要がある。
コロナ禍特有の理由
さらにコロナ禍特有のエアコンを6月中に買うべき理由がある。
2020年からコロナショックにより、世間的に外出を控えるようになった。
外出を控える為、仕事も自宅勤務(リモートワーク)が推奨されるようになり、実際に多くの会社では導入されている。
そして2020年6月の緊急事態宣言解除以降も自宅勤務を継続する会社もある。
Twitterが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でスタッフに命じている自宅勤務(リモートワーク/テレワーク)を、パンデミック終息以後も無期限に継続しても良いとする考えを明らかにしました。
参考:Twitter、新型コロナ対策で導入のリモートワークを無期限化。希望者は終息後もずっと在宅勤務可 - Engadget 日本版
自宅勤務を継続するということは、例年よりも日中に自宅で過ごす人数が多くなる。
つまり自宅でエアコンを使う頻度も多くなり、必然的に例年よりもエアコン需要が高くなることが容易に推測できる。
さらにエアコンは品薄状態
さらにエアコンは今品薄状態に入ろうとしている。
原因は半導体不足だ。
長引く半導体不足。これからの季節に欠かせない、あの商品にも影響が及んでいました。
栄電気・沼澤栄一社長:「洗濯機でも(半導体の)基板が作れないということで、あるメーカーは『7月になったら製造できない』と言われた。エアコンのある機種は『7月に製造ができない』と言われて、今はもう受注もできない状態」
メーカーから、こうした連絡が来たのは、4日前のことだといいます。今はまだ一部の商品ですが、今後、影響が広がる可能性もあります。
家電ではないがGPUなどは先行して値段が高騰しており、家電もその影響を受けて品薄、高額化してくることが予想できる。
業者に聞いたエアコンのオススメの買い方
実際に筆者も2020年5月末にエアコンを買い替えた。
その際、設置してもらった業者さんにオススメの買い方を聞いたのでここで紹介する。
オススメの買い方は以下の通りだ。
エアコンのオススメの買い方
このように思う人もいるだろう。
しかしわざわざ安い製品を勧めるのには当然理由がある。
安いエアコンを買うべき理由としては以下の通り。
安いエアコンを勧める理由
寿命は同じ
高い製品と安い製品について
「高い製品の方が良いはずだ」
と思うかもしれない。
たしかに高い製品はAIや自動洗浄、その他色々な機能が付いている。
しかし製品寿命については値段は影響しない。
だいたい5年から10年もすればどこか壊れる。
多機能にはなっていてもエアコンとしての基本構造は変わらないので、製品寿命は変わらない。
むしろ高級品のほうが多機能な分、機能全て動作させられる期間としては機能が多い分短くなってしまうこともある。
型落ちでもスペックは大きく変わらない
エアコンの新製品は毎年のように出ているが、そう簡単に温度や空気を扱う技術にイノベーションが起こるわけではないので、スペックが劇的に変わることはない。
特に最近はエアコンそのものの温度調節機能ではなく、なんとかクラスターやAI機能など付加価値をを追加していく方向になっている。
これらの機能は人によっては不要だったりする。
なので製品を選ぶ際は1年前の型落ちモデルを安く買うと良い。
修理費が高い
では「古い製品を修理しながら長く使ったほうが良いのか」というとそうではない。
何故なら修理費が高いからだ。
エアコンは物理的に大きく、修理には業者を呼んで取り外しが発生する。
業者を呼ぶのもタダではないので、修理できなかったとしても調査に呼ぶだけで1万円くらいかかる。
さらに修理となるとそこから数万円かかることもあり、トータルで考えたら新しいエアコン買って取り付けた方が安いとうケースがよくある。
また1年レベルではスペックは変わらなくても、5年10年経つとスペックに違いも出てくるし、何より燃費が良くなるので買い替えによって月々の電気代が安くなる。
故に古い製品を修理するくらいなら買い替えたほうが得ということになる。
オススメのエアコン
ここまでエアコンの使い方として「安いエアコンを買って壊れたら買い換える」のが良いことを述べた。
では具体的にどの製品が良いのか。
私の選び方は単純な選び方ではあるが、気をつけているのは以下2点である。
エアコン選びのポイント
後者は何だと思うかもしれない。
冷房だけのクーラーと冷暖房付きのエアコンがあり、見た目がよく似ているので間違えやすい。
値段だけ見て冷房専用のクーラーを買ってしまうと、冬場に暖房器具として使えずに「アレ!?」っとなってしまうので注意したい。
あとは安さで選べば良いと思っている。
オススメはアイリスオーヤマの2020年モデル。
6畳用モデルで4万円を切っているのでエアコンの中では最も安い部類だろう。
工事費を入れても5万円台。
他社製品だと工事費含まずに6万円以上するので、工事費込みでほぼ5万円はとてもリーズナブルである。
もうひとつオススメなのがSHARPの2020年モデル。
こちらも有名メーカーながら工事費含めて5万円台に収まっている。
買ってはいけないエアコン
逆にオススメしないエアコンの特徴は以下の通りである。
オススメしないエアコンの特徴
先に述べたように高機能、高価格でも寿命は同じか、むしろ機能が多い分短かったりする。
そして特にオススメしないのが自動掃除機能。
「フィルターを自動洗浄します」
という触れ込みを見かけるが、掃除したホコリやカビが別のところに溜まって、最終的には溜めきれなくなるだけ。
結局どこかで掃除は必要になるし、そのために機能を追加して高機能・高価格化するのは正直意味がない。
エアコンを6月中に買うべき理由とオススメ買い方まとめ
今回はエアコンを6月中に買うべき理由とオススメの買い方ついて紹介した。
エアコンを6月中に買うべき理由としては以下の通り。
エアコンを6月中に買うべき理由
そして型落ちによってスペックが大きく変わらないのと、金額によって寿命が変わるわけではないので、オススメな買い方としては、『安い製品を買って5年くらい使ってまた買い換える』となる。
値段に注目した場合のオススメの製品は、アイリスオーヤマ社の前年モデルか、SHARPの前年モデル。
在庫があれば設置に1~2週間、取り寄せの場合さらに1週間かかることが予想できるので、夏の灼熱を回避したければ6月中に購入するのをオススメする。
他にも自宅勤務で必要になるアイテムの情報や暑さ対策情報もあるので、興味があれば参考にしてほしい。
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