ついに発売、Ryzen3950XとThreadripper 3960X 3970Xの価格は？

ついに日本でも発売されたRyzen3950XとThreadripper3960Xと3970X。
コスパに優れるRyzenシリーズ最新製品の価格とスペックに迫る。

スペック

Ryzen3950XとThreadripper3960Xと3970Xのスペックは以下の通り。
参考までに3900Xと2950Xのスペックも記載している。

着目すべきは3950XはThreadripperシリーズではないのでTDPが105Wと低めだが、スペックはThreadripper2950X相当ということだ。
普通のRyzen用X570マザーボードと組み合わせて、低電力でThreadripper相当の実力。
さらにPCIe4.0の恩恵もあるので、まさに小さい体に最強の能力を秘めた存在である。

Threadripper3000シリーズはコア数が増えたが消費電力も増えており、ユーザーを選びそうな感じ。

参考：

ベンチマークだと3950Xは2950Xより良さげ

CPUベンチマークや3Dベンチマークも行われているようで、3950Xは2950Xに比べて20%くらい良いスコアを出しているようだ。

Ryzen 9 3950Xが同じ16コア/32スレッドのCore i9-9960X、Ryzen Threadripper 2950Xだけでなく、コア数/スレッド数で上回るCore i9-9980XEをも超える結果となりました。
Ryzen 9 3950X 発売開始・ベンチマークレビュー | パソコン工房 NEXMAG

価格

価格は以下の通り。

Ryzen3950Xの方は税込みで約10万円。
Threadripper2950Xの新品がAmazonで同様の価格で売られているのを見ると、マザーボードとCPUソケットの制約を考えなければ3950Xを買った方が得である。

Threadripperは20万円超えのコースなので、ハイスペックを求める猛者向けに近い価格に感じる。
そしてTreadripper29XXシリーズまでの TR4ソケット には対応していないので、新しい sTRX4(TR40)ソケット に対応したマザーボードも購入する必要がある。

参考：
Ryzen 9 3950Xが遂にデビュー、16コア/32スレッドで税込98,780円 - AKIBA PC Hotline!
第3世代Ryzen Threadripperがデビュー、上位の3970Xは驚異の32コア/64スレッド - AKIBA PC Hotline!
ASCII.jp：2990WXの1.5倍！第3世代Threadripper 3960X/3970Xの基本的パフォーマンスを検証 (2/6)｜最新パーツ性能チェック

（余談）3950Xや3970Xの発売で何が起こるか

3950Xや3970Xが発売されたことで旧シリーズの価格に影響が出るだろう。

特に Threadripper 2950X はRyzen3950に比べてスペックは同等だが消費電力だけ高いという状態になってしまったので、今後値崩れが起こるので TR4ソケット のマザーボードを持っている人は値崩れ後に購入するのも良いだろう。

2019年11月現在、2950Xは新品が約98,000円、中古で65,000円くらいなので、新品80,000円、中古55,000円あたりまで下がると考えている。

売れ行き

12/01時点でほぼ完売、ということでかなり売れている様子。
3970Xよりも3960Xが先に完売しているので、市場的には20万円超えの3970Xは高いと判断されているようだ。

【BF】
RYZEN Threadripper 3970Xの在庫が
残りあと1個となりました😱

問い合わせも既に何件かあったので
お探しの方お早めにどうぞー！🙌🙌

※ 3950X及び3960Xは完売しております。 pic.twitter.com/qmtcdW45sG

— ツクモ本店PCパーツ部 (@99_HONTEN_Parts) December 1, 2019

## まとめ

* Ryzen 3950Xは約10万円
* Threadripper 3960X、3970Xはそれぞれ約18万円、26万円
* 旧世代RyzenやThreadripperの値崩れがあるかも