
Oracle Cloudで
「Out of host capacity」
というエラーになってしまい、コンピュート・インスタンスが作成できずに失敗する。
今回はこの「Out of host capacity」エラーの原因について紹介する。
コンピュート・インスタンスとは
コンピュート・インスタンスとはAWSで言うところのEC2、つまり仮想サーバーだ。
何故Oracle Cloudでコンピュート・インスタンスを作りたいのか
クラウド環境の有名どころとして以下がある。
Oracle Cloudはこれらに次ぐ第4のクラウド環境だが、
何故Oracle Cloudでコンピュート・インスタンスを作りたいのか。
それはコストだ。
先の3つにOracleを加えた4つのクラウドサービスのうち、仮想サーバーを無料で使えるのはGCPとOracleのみ。
そしてOracleの場合は仮想サーバーだけでなくデータベースにも無料枠があるので、個人で無料スタートするには最も良い環境なのである。
しかしOracleで作ろうにも
Out of host capacity
のエラーが発生してしまう。
"Out of host capacity"の発生手順
Out of host capacity はコンピュート・インスタンスの作成中に発生する。
そのコンピュート・インスタンスを作成するにはメニューから以下を選択する。
コンピュート -> インスタンス
![]()  | 
|---|
するとコンピュート・インスタンスを作成する画面が表示される。
しっかり Always Free と記載されているので是非とも作りたいところ。
![]()  | 
|---|
しかし設定を終えて「作成」をクリックすると、Out of host capacity のエラーが発生してしまい、コンピュート・インスタンスを作成できない。
![]()  | 
|---|
一体Out of host capacity とは何なのか。
"Out of host capacity"の原因

この問題はOracleCloudにAlwaysFreeのコンピュート・インスタンスが追加された2019年9月から確認されている。
原因はメッセージの通り 容量不足。
「容量がいっぱいでもうコンピュート・インスタンス作れません」
という状況なわけだ。
これについてOracle公式チャットにて問い合わせたところ、Oracle Cloud側でもう空きがない状態でユーザ側の問題ではないとのことでした。とにかく空きがでるまで待機するしかないようでした。私もアカウントを登録して3日間ぐらいはずっと同じエラーが表示され作成できませんでした。「Always Free」が発表されてユーザが増えてまだリソースの確保が追いついていないのかもしれません。
まとめ
Oracle Cloudの Out of host capacity の原因は容量不足。
しかし4ヶ月以上経過した2020年2月になっても状況が変わっていない。
こうなるとコンピュート・インスタンスの復活がいつになるのか、そもそも復活するのか不安である。
   						               		 




