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『検証、動作確認できる環境が無い』は騙す手段

『検証、動作確認できる環境が無い』は騙す手段

NVIDIA GTX1080ti や Radeon Vega64 のような高価なGPUを中古で買う際に、

  • 現在検証環境がなく
  • 動作確認を行える環境がない

このような言葉を鵜呑みにしてはいないだろうか。
そのまま信じると騙されてしまうかもしれないので注意してほしい。


『検証、動作確認できる環境が無い』はジャンク品の常套句

ヤフオクやメルカリのような中古品を扱う際に、動作確認ができていない商品が取り扱われることがある。
この動作確認ができていない商品のことをジャンク品と呼ぶ。

『検証、動作確認できる環境が無い』が書かれている場合も動作確認ができていないのでジャンク品として出品されている。


ジャンク品を買う側の心理

ジャンク品は動作する保証が無いので買うだけ損と思われるが、買う側の心理としては以下のような期待を持って買うことがある。

  • 売り手の環境では動作しなかったが、買い手の環境では動作するかもしれない
  • 故障してても修理すれば動作するかもしれない
  • 製品としては故障してても無事な部品を再利用できるかもしれない

安く購入したものが、もし一手間加えるだけで動作するのであればお得であるということだ。


『検証、動作確認できる環境が無い』の心理的効果

『検証、動作確認できる環境が無い』と書かれると買い手側はどう思うだろうか。
もしかしたら『動作確認する環境が無いだけで、実は正常に動作する品なのでは』と思うのではないだろうか。
完動品であると期待してしまうのではないか。
これが買い手側に与える心理効果だ。


本当に『検証、動作確認できる環境が無い』のか

しかし売り手側の立場に立って考えるとどうだろうか。

まず考えてほしいのが、自分で動作確認できる環境が無い商品を買ったり貰ったりするだろうか
普通はまずしない。
高価なGPUだったら余計にしない。
余程特殊な環境でしか動作確認できない品でなければ、まず入手時に動作確認をする。


『検証、動作確認できる環境が無い』と書く理由

では何故『検証、動作確認できる環境が無い』と書くのだろうか。

それは買い手側に『完動品かもしれない』という期待を与えたいから
買い手側が『完動品かもしれない』と期待すると、ジャンク品でも売値を高くすることができるのだ。

逆に言えば『検証、動作確認できる環境が無い』と書かれた中古品は、まず動かないと思っていいだろう。
そのくせ完動品期待のせいでオークションでも値段が高めになるので、あまり手を出さないほうが良い。


まとめ

  • 中古品に『検証、動作確認できる環境が無い』と書くのは完動品を期待させるため
  • 『検証、動作確認できる環境が無い』は十中八九故障品なので避けたほうが良い


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