GPU(グラボ)は今が買い時。
PC(パソコン)のゲームで遊ぶ際に役立つGPU。
最近はAIの機械学習にも使われていているが、結構高価なのでなかなか手が出しづらい代物。
今回はGPUが買い時になっている理由について解説する。
GPUって何さ?
GPUはPCの中でグラフィックの処理を行う部分。
グラフィックボードを略してグラボと呼ばれたりもする。
GPUで画像や動画を処理してディスプレイで描画している。
このGPUが強力であればモンハンやPUBGのようなPCゲームがサクサク動くわけである。(他の要因もあるが。)
Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット、略してGPU)は、コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した演算装置ないしプロセッサである。
Graphics Processing Unit - Wikipedia
何故GPUは高いのか
CPUと対を成すような大事なグラフィック処理を行っているので重要ということもあるが、高いのは需要があるから。
主な用途は3つ。
- ゲーム
- 機械学習
- 仮想通貨マイニング
[用途1] ゲーム
名前にグラフィックと付く通り、ゲームのグラフィックを処理させる正当な使い方。
ゲームによっては3D処理にGPUの機能が必要で、スペックを満たさないPCではゲームをプレイできない事もあるので、ゲーマーにとってGPUは重要。
特にVRゲームは最新のGPUを必要とするので、VRで遊びたいユーザーはGPUの購入は必須である。
[用途2] 機械学習
GPUはCPUに比べて単純な処理が得意。
機械学習時に数値計算処理をGPUに行わせると、CPUに比べて10倍以上早く処理できたりするので、AIエンジニアはより大量のデータを素早く学習させる為に高価なGPUを買い漁る事になる。
数千もの演算コア、そしてCPU単体と比較して10倍から100倍のアプリケーション・スループットを備えたGPUは、ビッグデータを処理する際にデータ科学者から選ばれてきました。
機械学習 – GPU で加速化したアプリケーション | NVIDIA
[用途3] 仮想通貨マイニング
仮想通貨の仕組みとして、ブロックチェーンの処理(計算)を一般ユーザーが肩代わりして報酬に少しだけ仮想通貨がもらえるというものがある。
PCがあれば肩代わりの計算は可能なのだが、報酬は早い者勝ちなので効率良く報酬を得るためにはより早く計算できるGPUが必須。
故に多くの仮想通貨採掘者がGPUを大量に買う事になった。
送金者は、金額や受取人などの取引情報[注釈 4]を、ネットワークを構成するマイナー[注釈 5](採掘者)と呼ばれるノードにブロードキャストする。マイナーは、受け取った取引情報をブロックという形でまとめ、ブロックチェーンの末尾に追加する。ただし、新しいブロックを記録するためには計算量の大きな問題を解く必要がある。マイナーたちは競ってその問題を解き、最初にブロックを追加することに成功したマイナーだけが一定額の報酬を得ることができる。
ビットコイン - Wikipedia
何故今が買い時なのか
理由は2つ。
- 新しいGPUが売られ始めた
- 仮想通貨採掘の採算が取れなくなった
新しいGPUが売られ始めた
少し前まではGPUと言えばNVIDIAのGTX10XXシリーズが主流であったが、2018年からRTX20XXシリーズが発売され始めた。
さらにAMDもRadeon7シリーズを発表した為、GPUの買い換え需要が高まっている。
逆に言えば今までのGPUが中古市場に流れるので安く購入できるチャンスとなる。
GeForce RTX プラットフォームとは- NVIDIA
Radeon VII | AMD
仮想通貨採掘の採算が取れなくなった
仮想通貨の採掘には当然のことながらPCを稼働させる電気代がかかる。
しかし2018年に仮想通貨の価値が暴落したことにより、採掘で得られる仮想通貨の価値が採掘にかかるコストを下回ったので採算が合わなくなってしまった。
つまり今まで仮想通貨の採掘にGPUを利用していた人が、採算が合わなくなったのでGPUを売る流れになっている。
従ってGPUの中古品が大量に発生するので、やはり安く購入できるチャンスとなる。
ビットコイン採掘、世界の大半でもはや採算とれずーJPモルガン - Bloomberg
まとめ
新しいGPUが発表されたり、仮想通貨マイニングが採算合わなくなったので、GPUが中古市場に大量に出回るので購入するなら今がチャンス!